PEOPLE 04

熊本事業所でのキャリアを
営業に活かして、
お客様の期待にこたえる。

営業
化成品事業部 産業資材部 精密製品課
2019年入社/理工学研究科卒

M・T

入社後約4年間携わっていた半導体関連事業は、生成AIや自動運転など科学技術のさらなる発展に役立つと思います。また、現在携わっている化成品事業では自動車関連や住宅関連など人々の生活に密着したビジネスを幅広く展開しており、より豊かな社会づくりに貢献できると考えています。

QUESTION 01

熊本事業所での最初の配属について教えてください。

最初の配属は品質管理課でした。熊本事業所では半導体製造装置に使用される高機能樹脂加工品の製作を行っていますが、量産品の生産は全国に20社以上ある協力企業に委託しています。製品は各協力会社の検査を経て熊本事業所に送られ、最終検査を行った上でお客様のもとへ出荷されます。品質管理課の主なミッションは、それらの品質レベルを管理し、より向上させること。不具合が発見された際はその製品を製作した協力企業への指導や検査体制の改善を行い、不具合品が流出してしまった際は再発させないための対策作りを協力企業と共に進めていました。
協力企業はそれぞれ人数や設備が異なります。その中で、全社に同じ対策をしていただくことは難しいため、不具合ごと、協力企業ごとにどのような改善をすれば再発を防止できるのかを各社の品質担当者と協議しながら、1つずつ品質レベルの向上に向けて取り組んでいました。

QUESTION 02

次の配属での仕事内容について教えてください。

入社4年目に品質管理課から技術課に異動し、新規技術の開発や新規製品の設計を担当しました。新規製品や技術の開発を行う熊本事業所では、製品を量産化する際に協力企業へ技術移管をします。私は新しい技術開発のため、可能な設備のリサーチをしたり、外部企業と協力してサンプルを製作したりしていました。
新規製品の設計では、お客様の開発担当者との打ち合せから担当。板材を機械で削る切削加工品から、金型に溶融した樹脂を流し込んで同じ形状を大量に製作する射出成形品への切り替えを行っていました。3DCADソフトを用いて形状の変更を検討する際は、品質管理課の時に学んだ過去の不具合事例などを基に、注意すべきことを図面に盛り込むよう心がけていました。
その他、検査効率を向上させる「治具」と呼ばれる器具の設計・製作も担当。実際に使用していただいた上で設計通りにできているか、検査効率がどの程度向上したかを確認し、適宜アフターフォローもしていました。
このように熊本事業所で品質管理から技術開発まで、技術者として多種多様な経験を積むことができました。

QUESTION 03

現在の仕事内容について教えてください。

現在は営業として、本州のお客様を担当しています。熊本事業所での仕事と共通するのは、半導体製造装置に使用される高機能樹脂加工品を扱っているという点。既存顧客のさらなる拡販と新規顧客の獲得をミッションとして取り組んでいます。
お客様の開発担当者と打ち合わせをする際に、技術的に難しい部分や品質不具合を避けるための提案をすることがあるのですが、そんな時、品質管理や開発といったこれまでのキャリアが活かされているな、と実感します。また、熊本事業所では検査設備や物性評価の設備も保有しているので、それらを扱った経験を活かして、クラボウができること、得意なことのアピールをしています。

FUTURE GOALS

今後の目標

様々な電子部品に使用されている半導体の市場規模は今後さらに大きくなると予想され、当社も熊本事業所が扱っている高機能樹脂加工品を通して半導体業界に貢献しています。半導体の性能向上にあたって、その製造装置に搭載される部品の精度や清浄度もより高いレベルが求められており、お客様に満足し続けていただけるよう、協力企業とともに尽力していきたいと思います。

DAY OFF

休日の過ごし方

最近、熊本から大阪に引っ越してきたので、観光も兼ねて市内を散策しています。昔から歩くことが好きで、街並みを眺めながらどの場所にどのような施設があるのかなどを確認しています。今後は大阪だけでなく、近畿地方の観光名所巡りを楽しみたいですね。